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2008/03/26

ねんきん特別便専用ダイヤルに電話をかけてみた

ある日不意に届いた「ねんきん特別便」の中身をあらため、厚生年金の記録が最初に就職した時以来全く記載されていないことを知った私は、いよいよ「ねんきん特別便専用ダイヤル」に電話して年金記録の確認作業に挑むことになった。
そう、「ねんきん特別便専用ダイヤル」、
お茶の間でもテレビのニュースやワイドショーですっかりおなじみのアレである。

電話で年金記録の確認を依頼してきた人々に対し、勤めていた企業の名前は直接言いませんよ~自分で思い出してくださいね~などというあやしいマニュアルがあるという噂のアレだ。

私は緊張した。私はただでさえ口下手である。それで何度も損をしたことがある。社会保険庁の魔の手(口か?)にかかってはイチコロに違いない。

私は電話を置いてある台のそばに、

年金手帳、
ねんきん特別便の中身の書類一式、
先ほど作成しておいた私が20歳の時からの勤務歴、
感心なことに全て取っておいた給与明細書の束、
給与が振り込まれたことが記帳されている預金通帳、
学生時代に使っていた国民年金の払込書、
ボールペン、
予備の鉛筆

・・・を慎重に配置していった。準備OKだ。

私は表紙に舛添厚生労働大臣の署名があるすべすべとした年金加入記録の見方を解説した書類の最後のページを見つめて、「ねんきん特別便ダイヤル」の番号を確かめた。
そして私は電話機の受話器を取り上げ、その番号を慎重に慎重にプッシュしていった。

全国から問い合わせが殺到しているであろう「ねんきん特別便ダイヤル」だ。そう簡単につながらないだろうな、と覚悟をしていたのに、ほんの数秒後、録音された女性の声でアナウンスが流れ始めた。

「ねんきん特別便専用ダイヤルです。」

うわ、つながったよオイ。

「只今空いている回線におつなぎいたします。電話料金は市内通話のものと変わりません(うろおぼえだ・・・)」

空いている回線?そうか。待たせないように、手がすいている担当者がすぐ電話に出てくれるっていうシステムになっているのね。
札幌の社会保険事務所の担当者が手が離せなくても、他の市や県の社会保険事務所へ電話を回してそこの担当者が話を聞いてくれるわけだ。

アナウンスが終わってほんの数秒後、若い女性の柔らかい声が聞こえた。
「お待たせいたしました。ねんきん特別便専門ダイヤルです」

おお~~っつながった、つながったぜ!横柄なオジサンが電話口に出てきたらどうしよう、などと考える間もない応対であった。

あ、あの、ねんきん特別便のことについてなのですが・・・記録にもれがありまして・・・・・

しどろものどろな私の声に彼女はやさしく耳を傾けてくれた。
そして、年金加入記録照会票の確認はがきに印字されている照会番号、年金番号、住所、氏名、電話番号を教えてください、とおっしゃるので私はその通りにした。

電話のむこうでは彼女がパソコンのキーを叩いている気配がする。またしてもほんの数秒後、

「お待たせしました、年金記録にもれがある可能性がありますので、もれている勤務先を教えていただけますか?」

うろおぼえだけれども彼女はそう言った。

私は先ほど書き上げた私の勤務歴を淡々と読み上げていった。
ワイドショーでの予習の効果もあり、何年何月何日に札幌市何とか区何条何丁目の○▽◆に就職、何年何月何日に○▽◆を退職、その後何年何月何日札幌市何とか区何条何丁目の******に就職・・・etcと細かく細かく読み上げて言った。
しかし細かすぎていささか早口すぎたかな?と読み上げた後になってから心配になったとき、間髪いれずに電話口の向こうから彼女の声が聞こえてきた。

「わかりました、そのような記録が確かにございます。」

どうやら彼女はパソコンのディスプレイに出力された私の年金記録の中に私が読み上げた勤務先の厚生年金の情報の断片を見つけたようである。

私はほっとした。どうやらこの感じの良い穏やかな声をした社会保険庁の若い女性とバトルをしなくて済んだらしい。

彼女はその後、「ねんきん加入記録照会票」のはがきを切り取らずに、もれていた情報を記入した後、同封されていた封筒に入れて投函してください、とおっしゃった。社会保険庁側に届き次第情報を調べて折り返しお知らせします、という。

それで私は聞いてみた
その社会保険庁から来る情報というのは電話ですか、手紙ですか?

電話の向こうで彼女はマジメに答えた。

「はい、手紙でお知らせします。」

・・・聞いてみなくてもわかるハナシだよなマミコさんよ。
私は彼女に丁寧にお礼を言って電話の受話器を置いた。

そして「年金加入記録照会票」に、もれていた私の勤務先の情報を丁寧に慎重に時間をかけて記入し、その後3日間連続して何度も何度も見直して確かめて寝かせておいた。

4日目にいくらなんでももうミスはないだろと、ねんきん特別便の中に同封されていた封筒に入れてノリで封をし、他の郵便物にくっついて誤配されてはたまらないので丸一日風にあてて乾かして、ようやく郵便局前のポストに入れてきたのである。

・・・・おかげで社会保険庁からの折り返しの手紙はまだ届かない。
Nen7

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