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2005/10/09

母の憧れの庭。

母はガーデニングが好きである。
もちろん、好きなだけで、別に美しい庭を造ることができるわけではなく、
今年も雑草が伸び放題、わけのわからん草が生え放題、もちろん小道をつくるでもなけりゃ、ラティスを置くわけでもなけりゃ、レンガで仕切りを作るわけでもないんである。
ただあるがままにほったらかしに草木が生い茂っていて、今年もジャングルを卒業できないまま冬支度に突入してしまうことが決定したのでございます。

何故母は毎年毎年庭をジャングルにしてしまうのか。

私はてっきり母が庭造りがへたくそであるからだと思っていたのであるが、つい最近、それが誤りであることを知ったのだ。

母は母の「憧れの庭」を目指して庭造りをしていたのである。(その上ヘタクソなのはもちろんのことなのでございます)

母の憧れの庭、それはアメリカの童話作家・ターチャ・テューター女史の庭なのであります。

最近NHKで彼女の庭と生活が放送されていたのを見たんですがこれがすごい。

東京ドームウン倍の敷地面積の土地に咲き乱れる花木の数と種類がまずスゴイ。
更にその土地はアメリカでもすごく田舎にある。しかも冬は厳しく雪も大量に積もる。
しかも彼女はその地で昔ながらの電気もテレビもない生活を送っている。
彼女の子供達は既に独立し、コーギー犬とニワトリが彼女の現在の同居人である。
彼女は現在90歳を超える高齢であるが、挿絵などの創作活動を続けている。
もちろん庭の手入れは彼女が自分でヤル。(たまに息子や孫が手伝いに来る)

もちろん、母は自分の都合が良いところばかりを記憶してしまうのでございます。

(ターチャの庭には雑草を集めている場所があるのを見て)
「ほーら、雑草が生えていたっていいのさ」
・・・・いや、かーちゃん、それでもターチャは手入れをしているわけで

(童話の印税で庭と家の土地をターチャが購入したのを見て)
「あんたも小説でも書いて援助してくれや」
・・・・いや、かーちゃん、自分で稼ぐから良いのであって

(家具職人をしているターチャの息子が庭の手伝いに来るのを見て)
「あんたももうちょっと手伝ってくれや」
・・・・いや、かーちゃん手伝ってるじゃねえかよ。不器用で悪かったな。

・・・・・・・・・・・・。
ちょっと理想が高すぎやしないか、母よ。

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